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リタイア後の生き方④ アートプロジェクトで地域の若い世代応援

2021-03-05
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画像はイメージです



「人生100年時代をどう生きるか?」をテーマに書いてきたが、今回は相模湾に面する神奈川県の二宮で暮らす江戸理(おさむ)さんの取材リポートの4回目で完結編となる。

さて、江戸さんの暮らしを語る上で外せないのが、彼が支援しているアートプロジェクトだ。
数年前にこの地にギャラリー「8・5HOUSE(ハッテンゴハウス)」を構えた野崎良太さんと乙部遊さんは「For Next Generation」をテーマに、「アートでこのエリアに彩りを与え活性化し、他のエリアからも注目される、そのことでこのエリアに住む若い世代がこのエリアに誇りや愛着を持って続いてもらいたいのです」という思いをもって活動している。

だが、2人は30代後半。「なぜ日本のアートはこんな閉鎖的なのだろう?」「もっと日常に落とし込んで、アートのハードルを下げられないだろうか?」という思いが一致してこの事業を始めたというが、保守的な日本では30代の2人の活動を地域で浸透させ、広げていくのも容易ではないだろう。

そこで、江戸さんのサラリーマンとしてのキャリアや培った交渉能力や人脈の広さ、知見の出番というわけだ。

まさに、人生100年を燃焼して生きていくためには、仕事以外の「顔」をもつこと。そして、仕事で得た知識や人脈を生かせる「場」を作ることを意識すると良いかもしれない。

今年で55歳になる江戸さん。突っ走ってきた会社人生で得たもの、そしてその後の挫折で失ったもの、いや、失ったと思っていたが、実はそこから得たものがあり、そのことが彼の人生を充実させることにつながっているといっても過言ではない。

人生100年といえば、55歳の江戸さんにとってもまだ先は長い。彼は「先を迷ったり、どうしようもなくなったときには一旦静観し、流れに身を任せてみるのもいい、志さえ忘れなければ今まで見えなかったこと気づかなかったことに出会えるかもしれない。そんな時間も必要」と話す。

コロナ禍で先が見えない時代だが、人生100年時代を生ききるためには、何事にも腐らず、前を向いて生きていくことも大事なのではないだろうか。


=本記事は、夕刊フジに連載しているものです。

 

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このコラムを書いた人:「オヤノコト.マガジン」編集長 大澤 尚宏(Osawa Takahiro)
著書『そろそろはじめる親のこと』(自由国民社)

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