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私が年金で暮らせる住まいを探すようになったわけ

2019-09-09
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私は「高齢期の住まい」を20年追いかけていますが、母の介護を長年していたことや、ヘルパーの資格を取って在宅介護の現場に15年いたことも、「高齢期の住まい」に関心を持つきっかけになりました。

ところで、2000年に「介護は社会で担う」として介護保険はできましたが、始まったばかりのころは、ヘルパーの滞在時間は3時間もあったのです。
ヘルパーは要介護者のところに行ったらまず布団を干して、身体介護、家事を済ませて布団を取り込んで、ホカホカの布団に本人を寝かせて帰ってきました。体の清拭をしながら、洗濯物を畳みながら本人と話ができたのもよい思い出です。
ところが、その後介護保険の改正のたびにヘルパーの滞在時間は短くなり、「家で最期までひとり」は難しいのではないか? という風潮になってきて、それと同時に有料老人ホーム、サービス付き高齢者向き住宅、認知症対応のグループホームが増えてきました。
そこで、「高齢期の住まい」を勉強しようと、神奈川県の藤沢で「NPO法人シニア住まい塾」を立ち上げ、あれこれ見て回り、素晴らしいところもたくさん見ましたが、立派なところは料金も立派なのです。
まさに、我が家だけでなくごく普通のサラリーマンが何千万円の入居金を払って、月費用20万円程度を払えるものなのか? という疑問もわいてきました。
というのも、シニア住まい塾に相談に見える方は夫婦のどちらかが大病を患ったり、家を大修理したりで「退職金の残りと預金はあわせて500万円になってしまった」という方や、未亡人で「夫の遺族年金と自分の国民年金を合わせて13万円程度」という方が多かったのです。さら国民年金だけの方は「満額で6万5千円」です。

つまり、住まいや施設はたくさんできても、料金的に入れない人がたくさんいる。
ならば、その金額で間に合う「住まい」を探そうと、シニア住まい塾は「年金で暮らせる住まい」に焦点を絞ったのです。この活動は11年間続けましたが、私の夫の介護が始まって閉じました。
この活動をつなげたいという気持ちから、今回「オヤノコト」編集部にジョイントし、年金で入れる住まいの相談や紹介、取材記事の執筆など、お手伝いできたらと思います。

  栗原道子の著書

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