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見守りサービス「goo of things でんきゅう」(NTTレゾナント)

「電球」の点灯状況から、親の暮らしぶりをウォッチする

2021-03-17
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いつもの電球を、専用のものに取り換えるだけ。電球の点灯・消灯で親の暮らしを見守る


「離れて暮らしていたり、日中独居の親世代の暮らしぶりが心配だ」という「オヤノコト」世代にとって、“親のための見守りサービス”は気になる存在でありながら、導入までは踏み切っていない人が多いようです。
「親を説得するのが大変」「実家にWi-Fiが無いので・・・」などの理由で先送りしていることは想像に難くないのですが、機器代を含めた初期費用や月額料金に負担を感じてしまうのもひとつのようです。

そこで、親の住まいの電球を取り換えるだけで比較的簡単に、そして、リーズナブルなコスト負担で親の暮らしぶりが見守れるという、「goo of things でんきゅう」を取材してきました。
このサービスは2020年春にリリースされたものですが、「オヤノコト」世代の多くが感じていた見守りサービスの不便や不安を検証して開発したとのこと。
果たしてそのサービスの概要や開発の想いとは・・・。
 

「親子のコミュニケーションに危機感を覚えた」のが開発のきっかけ

「自分も含めて、同じ世代は、離れて暮らす親とのコミュニケーションの難しさを感じているのでは・・」(桐山さん)

早速このサービスの開発に関わった、パーソナルサービス事業部の桐山淑行さんに開発の経緯(動機)を訊いてみたところ、
「僕は岐阜に住む両親と離れて暮らす、リアル『オヤノコト』世代なんです。「goo of things でんきゅう」の開発を手掛けるきっかけになったのも、かつて父親が病気で入院・手術することになった時、そのことを入院当日の母親からの連絡で知るという経験があったから。やはり、ショックでしたね…。離れて暮らす親とのコミュニケーションの大切さ、難しさを実感しました。だからこそ、自分が手掛けているIoTの力で、家族間のコミュニケーションをサポートできないだろうか? という想いが沸いてきたのです」と語ってくれました。

実際、「親の入院や手術を、後で親戚や近所の人から教えられてショックだった」という読者は少なくありません。まさに、桐山さんの実体験が商品開発の動機になったのですね。

このサービスの開発に際してはご自身と同じような年齢・境遇にある「オヤノコト」世代を対象に高齢者見守りサービスに対するイメージ調査も実施したといいます。
その結果、多くの人が見守りサービスに対して「月々の使用料負担が重い」「親のプライバシーが守れず抵抗がある」「導入手続きが意外と面倒」という3つのイメージを持っていることが判り、そうした不満や不安を払しょくして「goo of things でんきゅう」を世に出したのです。
 

「親の様子は気になる、でも面倒なのは困る」という声から「電球」での見守りに着眼

「専用の電球に交換するだけのさりげない見守りがポイントです」(松尾さん)

では、多くの「オヤノコト」世代の声をもとに誕生した、「goo of things でんきゅう」にはどんな機能があるのでしょうか?

「端的に言えば、見守り機能を搭載した電球を(親が日常的に電気を灯けたり消したりする場所)、例えばトイレやキッチン、玄関などに設置することでさりげない見守りができるというサービスです」と、同事業部の松尾展人さん。

つまり、実家や(同居の場合は自宅)など、親の住まいで使っている電球を、この専用電球に交換したら、あとは見守る側のスマートフォンに「goo of things でんきゅう アプリ」をダウンロードするだけで、親が電球を交換した場所のスイッチを点灯・消灯すると、その履歴が見守る側のアプリに送られるというシンプルな仕組みだということ。

電球本体もウェブから購入できるので、わざわざ購入するために外出することもなく、親の自宅に送って交換してもらうだけ。スムーズに導入できるところは特筆すべき点でしょう。

「オヤノコト」世代が気になる「長時間電気がつけっぱなしになっている」「24時間電気の点灯がない」といった、“いつもと違う”状態が確認された場合にはアラートでお知らせしてくれるという機能があるのは便利。点灯状態が何時間続いたら通知してもらうかは、24時間の1時間単位で自分で設定することもできる機能も付いているとのこと。親の生活パターンに応じて設定を変えることが出来るのは意外と便利かもしれません。

こうして一通りの説明を聞いてみた印象ですが、確かに、「goo of things でんきゅう」は「親の精神的な負担も少なく、面倒な手続きが少ない」=導入ハードルが低いと見守りサービスであることは間違いないでしょう。 設置場所の例

電球を設置する場所は、親の動きが気になるところに…一番多いのは、やはり「トイレ」だとか

アプリの画面・表示はシンプルかつ見やすさに配慮

「アプリの画面・表示はできるだけシンプルにしています。私も実家に設置しています」(君塚さん)

ところで、スマートフォンのアプリで親の状況を確認するという機能は、今では見守りサービスの大半を占めているものの、40代~50代超の「オヤノコト」世代にとって、誰もがこういったデバイスに慣れているとは言い切れないのも事実。

そこで、アプリ側にどんな配慮をしているのかについても訊いてみたところ、担当の君塚有里さんは、
「アプリの画面表示は非常にシンプルで、わかりやすいシステムにしています。操作や内容を覚えてしまえばスマートフォンの操作があまり得意ではないという人でも使いこなせるように配慮しました」と、画面を表示しながら丁寧に解説してくれました。
確かに、シンプルでわかりやすい画面には好感が持てます。

ところで、「goo of things でんきゅう」の電球本体はハローライト社のハローライトを使っていますが、電球の点灯履歴がアプリ画面で一目で見られるのはNTTレゾナント社が付加したオリジナルサービスとのこと。実際このサービスを利用しているお客様のなかには、毎日の更新履歴を見ることで「親の生活パターンを把握し、生活リズムの変化に気づきやすくなった」というお声があるそうです。このようなちょっとした配慮が、お客様にとって嬉しいサービスとなりますね。
 

連動するアプリに表示された電球の情報をタップするとシンプルで見やすい画面が現れます

正常時のお知らせ 異常時のお知らせ

設置した電球の点灯・消灯の履歴を確認することができます。

「goo of things でんきゅう」は親子のコミュニケーションのきっかけにもなる?!

goo of things でんきゅう
たしかに、電球は誰でも必ず使う生活必需品なので、それに「見守り機能」が付いているというのは、気軽で便利であることは間違いありません。

「お母さん、トイレの電球、長寿命の電球に換えておくね」と、実家に帰った時などに簡単に取り換えることもできるでしょう、その手軽さは、見守りサービスの中でも意外とポイントが高いかもしれないと編集部スタッフで意見が一致!

とは言え、後から機能を知った親から「あの電球の点灯・消灯の履歴をスマートフォンでチェックしてたんだ!?」と、親子喧嘩にならないとも限らないので、事前に機能説明してから交換するのが無難かと…。

また、電球の点灯状況を見守りに活用するとなると、親が電気の消し忘れをしてしまうこともあるでしょうし、トイレなど、電球を交換する場所によっては、ウオッチしている子どもから「最近トイレの回数増えてない?」なんて言われたくないと思うでしょうから、導入に多少の抵抗を感じる親もいるかもしれません。

そこで、「goo of things でんきゅう」を親子のコミュニケーションのきっかけとして使うというのも手だと思います。

当初、編集部としては、アラートが届き、慌てて連絡したら「単に電気の消し忘れだった」なんてケースもあるかしれないと懸念をもちましたが、逆に、そういう事態が頻繁に起こるようになったら=(そうした小さな変化が度々起こるようになったら)、親の体の“異変”を知るきっかけにもなるはず、と、早めのコミュニケーションや行動のためのツールという使い方が出来ると思い至った次第。
 

「goo of things でんきゅう」は、さりげないコミュニケシーョンのきっかけにしてほしい

いずれにしても、シンプルに「電気をつける」「電気を消す」という自発的な行動の履歴を記録・通知することで、親の様子を確認するというものなので、「今は元気だけれど、年齢を重ねた親のために、まずは何かしておきたい!」という、「オヤノコト」世代には入りやすいサービスと言えるでしょう。

『親の生活を変えることなく、さりげなく見守り、親子のコミュニケーションのきっかけをつくる』。
これが、このサービスの肝と言えるかもしれません。

「24時間消灯状態」など、いつもと違う時は目に留まるよう赤い文字で表示

気になる「goo of things でんきゅう」の初期費用・月額料金

電球の明るさは40w形相当。電球色

・初期費用は、通信カード(SIMカード)を搭載した電球の購入代金10,780円(税込)。
・月額利用料も設置一か所あたり(1電球あたり)638円(税込)と意外にリーズナブル。設置工事はもちろん、インターネット回線などを新たに設置することもないのは嬉しいところですね。
この電球を2ヵ所、3ヵ所と複数台付ける場合、638円×台数分となりますが、3台設置しても月額利用料が2,000円を切るというのは意外にリーズナブル。とはいえ、編集部としては、複数台設置した場合のセット価格を導入してほしいと思う次第。

 

2021年2月から、「goo of things でんきゅうAI」のサービスも開始。 トイレに設置した電球が、親の日常生活機能低下のリスクを定期的にお知らせ

電気の点灯情報からAIが親の行動変化を分析、注意喚起も…

同社はサービスの第二弾として、トイレの電気の点灯情報から抽出した高齢者の1カ月の行動パターンの変化をもとに、独自のAIで高齢者の日常生活機能の低下リスクを推定する機能を搭載したサービスも開始しました。
AIがどこまで機能するかは未知数と言えば未知数ですが、今後は電球の点灯情報から、より詳しく、離れて暮らす親の細かな変化・リスクがわかるようになるというのは嬉しい進化とも言えます。

 

高齢化が進み、日中独居の親御さんも増えることは、さらに増えていきます。
離れて暮らす親のことだけでなく、老々介護世帯も増え、ご夫婦のどちらかが見守り、見守られる側になるケースも増えるでしょう。
そんな時代だからこそ、自社のリソースを活用して「オトナ親子」の暮らしをより安全に快適にしたいという想いをカタチにした「goo of things でんきゅう」。
これからに期待したいものです。


2021/3/17
記事を公開しました

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