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みまもりほっとライン(象印マホービンの見守りポット)

20年前にスタートした、ポットによる“見守りサービス”。 契約数は思ったより伸びず・・・でも継続する理由とは?

更新 2023-03-01 2020-11-17
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象象印みまもりほっとラインは、2023年5月10日に、リニューアルします。
新商品のお申込み受付は、5月10日以降となります。今しばらくお待ちください。

※現在ご覧いただいている記事は、旧モデルのレポートです。
一足先に新モデルをご覧になりたい方はコチラ(お申込み受付は5月10日からです) 。↓

「親の様子をさりげなく見守れて、仕組みもシンプルな点が好評のようです」と、CS推進本部の樋川潤さん(オヤノコト.ステーションにて)

象印マホービンの「みまもりほっとライン」は、「見守りサービス」という言葉さえも浸透していなかった2001年からサービスを開始していますが、編集長の大澤も当時、このサービスを取材していました。その後20年継続していることこそ特筆すべき点だと言います。

今はセンサーやIoTで見守ったり、緊急時の駆け付けサービスを組み合わせたりと、多様なものも出ていますが、同社はポットで親を見守るというコンセプトでサービスを提供し続けて約20年、これまで延べ約1万3千人(2020年10月時点)の親を見守ってきました。
とは言え、立ち上げた当時は、どのお宅にもあるポットを使用したので契約者を獲得することに苦労するとは思っていなかったとのこと。
ところがスタートしてみるとなかなか増えず・・・。
また、見守りサービスにはその後もさまざまな企業が参入しては撤退の繰り返し。
それでは、同社はどうして撤退せずに続けてきたのでしょうか?
ご担当の象印マホービンCS推進本部の川久保亮さんと樋川潤さん(写真)にお話を伺いました。
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サービスを利用する子世代からたくさんの感謝の声が

川久保さんは、「みまもりほっとライン」の3代目担当者。「歴代担当者とは今もときどき集まって情報交換をしています」。
すでに退職されたOB担当者とも情報交換すると聞いて、このサービスへの思い入れの強さを感じました。が、なにより、立ち上げたときの経緯や失敗したこと、嬉しかったことまで引き継がれていると聞き驚きました。
訊いてみると、実はこのサービス、社長の肝いりでスタートし、事業開始当初は契約数1万件早期突破を目指していたにもかかわらず、なかなか目標に届かなかったのだそう。
それでも見守りサービス事業から撤退することなく、約20年もの間継続してきたのは、「みまもりほっとライン」は象印マホービンブランドを象徴するサービスだという自負と、このサービスによって、超高齢社会に貢献をしているという誇りがあったからだといいます。

最近ではテレビCMで、離れて暮らす母親の元気な様子をユーモラスに伝えているので、あらたに知った方も多いのではないでしょうか。
実際、「みまもりほっとライン」を利用しているご家族からはたくさんの感謝の声が届いているとのことで、

例えば、「いつもとポットを使う時間が違う。電話しても親は『大丈夫』としか言いませんでしたが、見に行ってみると体調を壊していました」や、
「ポットを使っていなかったので見に行ったら、倒れていました。早く気づくことができました」
「ポットのおかげで、最後まで一人暮らしができて、親孝行できました」
「(入院のためお知らせメールをストップしようとしたら)そのままメール配信を続けてほしい。また家に戻ることができるように……」などなど、

まさに、こうしたご家族の声に同社の社員の方々が支えられてきたのではないかとも感じました。
また、ポットでさりげなく親を見守るというサービスなので、気負わずに親を見守れ、子世代に安心感や「やることはやった」という納得感をもたらしているのはないかと感じました。
 

ポットで見守る仕組みはいたってシンプル

それでは、「みまもりほっとライン」の見守りの仕組みを説明しておきましょう。

端的に言えば、無線通信機を内蔵した電気ポットを使うと、「電源を入れた」「給湯した」という使用状況が1日2回、家族の携帯電話またはパソコンにEメールで通知が届きます(写真)。さらに、ホームページの契約者専用ページで、1週間のポット使用状況をグラフで見ることもできる。
つまり、仕組みはいたってシンプル。

ところで、1週間のポット使用状況がわかるとどんな効果があるのか? 編集部の疑問に対して、樋川さんはこう説明してくれました。
「生活リズムとは、単にポットの使用状況ではありません。たとえば、朝電源を入れた時間で起床時間が、朝お湯を使うことで朝食時間が、などと生活の目安がわかります。さらに、開発に関わった医師によると、体調に変化があれば、朝起きる時間が遅くなりますし、ポットが夜遅くに使われたり、ポットが不規則に使われたりすると認知症の可能性も考えられると指摘されています」。

確かに。たとえ子どもが親の近くに住んでいても、いちいち親の起床時間までは把握しきれないから認知症の早期発見や予防につながる可能性もあるという訳ですね。
 

さらに、利用者からの要望で新しく追加した機能があるとのこと。
それが「おでかけお知らせ機能」。「おでかけ」ボタンを押すだけで、家族に外出や帰宅を知らせることができるというもので、ポットが長時間使われないと、子どもが「親に何かあったのではないか」「すぐ見に行った方がいいのでは?」などと気をもむケースも考えられますが、外出を知らせる機能があれば家族は心配しなくてすむという機能です。まさに、ユーザーに寄り添って20年という象印さんのスタンスに好感がもてます。


 

ホームページサービス(過去1週間分のグラフが見れるので、生活リズムを共有しやすくなります

月々の利用料は、20年前から変えていない3,300円(税込)。そのサービスのメリットとは?

「オヤノコト」編集部が注目した「みまもりほっとライン」のメリットを挙げてみました。

1.ポットが使いやすい
家庭用品を取り扱う象印マホービンの製品ならでは。機能は、湯沸かし、保温、再沸騰のみで潔いほどシンプルです。真空で保温ができるので、お財布にもやさしい。
2.工事が不要
ポットを置くだけで、すぐに使える(インターネットは不要です)。
親が使い慣れた電気ポットなので、生活になじみやすく違和感もありません。
3.料金が安い
月々3,300円(税込)という料金は、サービス開始から変わっていません。契約料はサービス開始時からなんと1/3にまで値下げをしているそうです。
4.いかにも子どもが親を監視しているという感じがなく、さりげなく見守ることができる
「監視されているようで嫌だ」という親も、日常で使うポットなら心理的な負担は少なくなります。

「みまもりほっとライン」はあくまでもさりげなく見守るもの。「安否確認サービス」であり、「緊急通報サービス」ではないので、緊急性の高い状況には対応していませんから、重篤な持病があるなど、この「みまもりほっとライン」に向いていない親もいるでしょう。
さらに、親の状況も時間の経過とともに変化します。
「緊急時には駆けつけてほしいとか、直接コミュニケーションを取りながら見守ってほしいなどと、子どもや親のニーズに応じて、利用する見守りサービスを選択してほしいと思います」と樋川さん。
編集部としては、「みまもりほっとライン」の特徴を理解したうえで、親の性格や状況を考えあわせ、サービスを利用するかどうか判断することをおすすめします。

編集長から
ただひたすらに「見守りサービス」を20年コツコツと継続するという企業姿勢に敬意を表したいというのが偽らざる気持ち。
高齢化だからシニアビジネスに参入という論法で、見守りサービスに限らず、シニア系事業に参入してもすぐに撤退という企業も少なからず見てきた身としては、あらためてご担当者と会話してみて、同社に根付いている文化のようなものを感じました。
企業は人の集団ですから、企業姿勢、トップの姿勢が普段の社員の立ち振る舞いに影響されるもの。
今回インタビューして、あらためて同社の姿勢に触れるにつけ、「売らんかな」ではなく、「20年誠実に仕事を続ける」その、本質を感じたと言っても過言ではありません。
 

「みまもりほっとライン」

象象印みまもりほっとラインは、2023年5月10日に、リニューアルします。
新商品のお申込み受付は、5月10日以降となります。今しばらくお待ちください。

※現在ご覧いただいている記事は、旧モデルのレポートです。
一足先に新モデルをご覧になりたい方はコチラ(お申込み受付は5月10日からです) 。↓


サービス内容

●無線通信機を内蔵した(インターネットは不要)「電気ポット」を毎日使うだけで、離れて暮らすご家族の生活を見守ることができる「安否確認サービス」です(設置工事は不要、ポットは届いた日からすぐに使えます)。
●「電気ポット」の使用状況(電源のオン、給湯、保温中)を、見守るご家族の携帯電話またはパソコンに1日2回、Eメールでお知らせするほか、ホームページのご契約者様専用ページで1週間のポット使用状況をグラフで見ることができます。このグラフで生活リズムを知ることができ、その変化を見ることでさりげなく安否を気づかうことができます。
●「おでかけ」ボタンを押すだけで、ご家族に「外出/帰宅」をお知らせします。
  サービス料金
契約料(初回のみ) 5,500円(税込) ※ポット1台につき
サービス利用料(月額) 3,300円(税込) ※ポット1台につき
オプション Eメールアドレス追加 1件につき110円/月(税込)
(2件まで追加が可能)

 

「みまもりほっとライン」をご利用中の「オヤノコト」読者にインタビュー
  • 読者
  • 「みまもりほっとライン」を入れたことで、以前に比べて、母にまめに連絡をするようになりました

    別居(近距離)
    親世代 宮城県にお住まいのお母様(80代)
    「オヤノコト」世代 宮城県にお住まいのお嬢様(50代)
    2021年2月に「無料お試しモニター」体験後、利用開始

離れて暮らしている80代の母は自立をしていますが、病気や突然の体調不良がとても心配です。 「みまもりサービス」はいろいろあるので検討しました。
そのなかから、以前より知っていた「みまもりほっとライン」(象印マホービン)なら、「本人の負担にならい程度のみまもりができるのでは」と思い利用することを決めました。利用してみると、母も普通のポットなので特に気にしていないようです。

「みまもりほっとライン」は、給湯だけで母の様子がわかるのかなと思っていましたが、その頻度や時間がわかるので、(いつもより給湯が少ない、いつもの時間に利用していないなどにより)ちょっとした体調の変化もわかるので助かります。
「みまもりほっとライン」を利用する前と比べて、母にまめに連絡をするようになりました。

  • 読者
  • 父を亡くし、母も私も途方に暮れていましたが、「みまもりほっとライン」を利用することに意義があり、助けていただきました

    別居(近距離)
    親世代 千葉県にお住まいのお母様(70代)
    「オヤノコト」世代 東京都にお住まいのお嬢様(50代)
    2022年4月に体験後、利用開始

この春に父が亡くなり、離れて暮らす母は、一人暮らしになりました。
介護は必要ないのですが、日常生活での軽いサポートが必要なときがあり、突然倒れたら誰が気付くのか、ずっと心配でした。

そこで、「みまもりサービス」を利用してみようと思い、検討した数社のなかから、「みまもりほっとライン」(象印マホービン)に決めました。決めたきっかけは、「みまもりサービス」のなかで一番早く始められていたこともあり、だいぶ前から知っていたこと、ポットなら母も使用しやすいと考えたからです。

母には「(みまもりほっとラインを利用するにあたり)お母さんは、何も気にすることなく、いつものようにポットを使うだけだよ」と言って渡しました。母も毎日お茶やコーヒーを飲むのにポットを使うだけなので、(みまもりサービスと)特に意識しないで使えているところが楽と考えているようです。私もポットが稼働しているか(スマホで)母の状況を確認できるのは、ささやかですが、温かみのあることだと感じています。

父を亡くし、母も私も途方に暮れていましたが、「みまもりほっとライン」を利用することに意義があり、助けていただきました。ありがとうございます。

   みまもりほっとライン(象印マホービン) 「オヤノコト」限定 1カ月無料キャンペーン申込、資料請求、お問合せみまもりほっとライン(象印マホービン) 「オヤノコト」限定 2カ月無料キャンペーン申込、資料請求、お問合せ  
2023/3/30
象印みまもりほっとラインは、2023年5月10日に、リニューアルします。
新商品のお申込み受付は、5月10日以降となります。今しばらくお待ちください。
https://www.zojirushi.co.jp/syohin/pot_kettle/mimamori/index.html
2023/2/21
象印みまもりほっとラインは、この春に新製品となります。つきましては、現行品でのお申し込みは、2月末日を持ちまして受付を終了としますので、ご了承下さい。
なお、新モデルについては3月中旬よりご案内します。
2022/9/30
「みまもりほっとライン」秋のお得なキャンペーン実施中です(終了しました)
2022/3/23
『みまもりほっとライン』春のお得なお試しキャンペーン実施中です(終了しました)。
2022/3/17 
オヤノコト.ステーションセミナー「早めに備えて親子で安心! 介護で仕事を辞めないために知っておきたいこと」にて、『みまもりほっとライン』のデモンストレーションを行います(終了しました)。
参加者全員にプレゼント、さらに当日お試し申込みをされた方には、大阪の老舗和菓子をプレゼント(和菓子は数に限りがあります)。
2021/4/19 
象印の「みまもりほっとライン」通信vol.3を公開しました~モニター体験をされたお客様のお声をご紹介!
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「東京ケアウィーク2021・超高齢社会のまちづくり展」に出展します。(小間番号: 1-21)終了しました
2020/12/22
「オヤノコト.ステーション」に実機を展示中です。お近くにお越しの際にはお立ち寄りください。
2020/11/26
象印の「みまもりほっとライン」通信vol.2を公開しました~ご利用者さんのお声をご紹介します。
2020/11/17
象印の「みまもりほっとライン」通信がスタートしました!~特別なキャンペーンや実機を体験できるイベントなどのお知らせをしていきます。
2019/9/28
銀座オトナ親子フェアに参加していただきました!
2019/9/9
記事をUP致しました!

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