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語りたくなる「オヤノコト」あります 語り手 : 高島秀吉さん(写真家、「オヤノコト」カメラマン)

2019-06-10
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(左から)お母さんと長男とお嫁さん。この頃は、仕事から帰宅後お母さんのリビングで立ち話する機会も増えた

語り手 :高島秀吉さん(写真家、「オヤノコト」カメラマン)

見ているけれど干渉しない。
その距離感が理想なのです。

僕が紹介したいのは、僕の妻のいとこ(44歳)とお母さん(70歳)親子。この親子は、お互いをとても大切に思っているんだけれども、それがベタベタでもうるさくもなく、とても自然な距離感なのが素敵なんです。
二世帯住宅にしていて、お母さんが1階で息子さんとお嫁さんの二人は2階に暮らしています。同じ家で暮らしていても、お互いの生活に干渉しない毎日を送っていましたが、数年前に転機がありました。あることをきっかけに、LINEで3人のグループトークを始めたら、思いのほか気軽に言葉のキャッチボールができるようになったというんです

それまで息子さんは、お母さんにどんな事があっても、母親をあえて言葉では励まさず、悲しい時はとことん悲しんだらいいよという態度を貫くタイプでした。たとえば、どこかに連れ出して気を紛らすというよりまず見守るという息子だったそうなのですが、その関わり方が変わりだしました。息子のそれまでの接し方を尊重していたお母さんからも、文字のメッセージを介して「相談したいことがあるから後で下に来て」などと言いやすくなったそうで、「オヤノコト」時代がうまく始まった形じゃないか!と思います。

近所で暮らすお母さんの義姉の元へ顔を見せに一緒に行くこともある

お母さんは、息子夫婦には「仲良しなら言うことなし」で、とくにお嫁さんを大切に思っていることが眼差しから伝わってきます。お嫁さんは、お義母さんの家族みんなへの愛がとてつもなく深いのに押し付けがましくないことに感服しています。干渉しないのに思い合っていて、言わなくてもわかり合っていて、助けてほしい時はすぐ言葉にするという信頼関係。それは、一朝一夕ではなくお互いに距離感を測りながら築き上げたものなんでしょうね。僕も自分の「オヤノコト」の指針にしたい理想の親子です。


(プロフィール)
高島秀吉 Takashima Hideyoshi

写真家 1969年生まれ 自動車撮影の先駆者、但馬治氏のアシスタントを経て独立。バイク撮影のキャリアが長く、近年はバイクメーカーのスタジオ撮影で3年間南カリフォルニアにも滞在。企業広告等活躍は幅広く、落語家や医師などスペシャリストの雰囲気ある人物撮影にも定評がある。2019年6月から福岡県福岡市在住。九州を拠点に世界に発信する写真表現を目ざしている。

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