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毎日の暮らしが億劫・不便になってきた親世代に自立した暮らしを続けられる住まいを

2017-07-22
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サービス付き高齢者向け住宅(以下「サ高住」)をよく見かけるようになり、認知度も上がってきました。サ高住は、バリアフリー仕様で生活相談員が常駐し、安否確認や生活相談サービスを提供する賃貸住宅です。とはいえ、そのサービス内容は施設によってまちまち。サ高住の質の見極めはむずかしいのが現状です。

 「オヤノコト」編集部では、「住まいと暮らしの両面から親世代を支える」をコンセプトに、セキスイハイムが設計・建設から運営まで行っているサ高住「ハイムガーデン熱田」と「ハイムガーデン立川幸町」の2カ所をレポートしました。今回千葉県流山市に、新しい取り組みのサ高住をオープンしたと聞き、「ハイムガーデン流山美原」をレポートしてきました。

自立した暮らしができるよう、親世代の負担を軽減

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▲隣接するブリリアコート流山

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▲ハイムガーデン流山美原

柏から東武アーバンパークラインで10分。「江戸川台駅」から10分ほど歩くと「ハイムガーデン流山美原」に到着。起伏の少ない平坦な道のりなので、のんびり散歩数分で歩けそうです。
現地に着いてみると、「ハイムガーデン流山美原」に隣接して、セキスイハイムが9年前から運営している高齢者賃貸集合住宅「ブリリアコート流山」もあります。居室は約40平方メートルと比較的広く、自宅にいるのと同じように炊事、洗濯、入浴、掃除などを自分で行う自立タイプの住宅です(※)。
※今後、「ブリリアコート」はサ高住に順次移行していく予定です。

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▲毎日の食事はこのダイニングで

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▲ゆったりくつろげるラウンジ(2階)

一方、「ハイムガーデン流山美原」の居室は約18平方メートル、食事の支度や浴室の掃除が大変になった親世代に向けた住まいのため、食事と入浴は共同のダイニング、浴室を利用します。もちろん室内に電気ポットや電磁調理器を置くことは可能なので簡単な調理はできます。
「面倒になったり、できなくなったりしたことを私たちスタッフが補うことで親世代の負担を軽減し、自立して好きなことのできる暮らしを続けていただきたいと考えています」とホーム長の小貫稔さんは「ハイムガーデン流山美原」の目ざすところを語ってくれました。

介護のプロが24時間常駐し、その方に合わせた見守りや声かけを工夫

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▲施設長・袈裟丸さん

親世代にとって、不便なことが増えていくのは不安なもの。
サービスを担当する「アイネット」の袈裟丸さんによると、そんな親世代を支える体制について、「ハイムガーデン流山美原」では、介護の有資格者や、ブリリアコート流山で経験を積んだスタッフが24時間常駐していますので、ちょっとした変化も見逃さず、察知することができるそうです。
そしてお一人おひとりの状態に合わせた見守りや声かけを全スタッフで考え、ご自身でできることには手を出すことなく今の状態を長く保てるようにサポートします。介護の会社がサ高住を運営するのですから、そこまできちんと対応します」とのこと。これは心強いですね。
もし、介護が必要になり、公的介護保険のサービスが必要になれば、地域の訪問介護やデイサービスなどを利用して住み続けることができます。

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▲ハウスメーカーならではの居室。壁紙や窓のつくりは、自宅のような雰囲気

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▲共有スペースには、身体状況に合わせて3つの浴室がある

協力する居宅介護支援事業者「ケアプランニング流山」の北嶋洋介さんによると、「ハイムガーデン流山美原には、遠方からお子様の近くに住み替える方もいらっしゃるようです。慣れない土地で生活をはじめる方のために環境を整えることにも力を入れると聞いており、ご家族も安心できるのではないでしょうか。私たちもハイムガーデン流山美原との連携を密にして、ご入居者の状態に応じて介護保険のサービスを提供していきたいと考えています」。

地域資源を活用して、ゆるやかに親を見守る

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▲ホーム長の小貫稔さん

親世代のニーズに合わせて地域のサービスを自由に選択して利用できるのも、ハイムガーデン流山美原の特徴です。流山市は自治体の活動が盛んで、それらの活動にも参加するほか、施設の食堂で地元NPOの講座やイベントなどを開催することも考えているそうです。
「地域との交流が外に出かけるきっかけにもなるので、積極的に地域の資源を活用していきたいですね。内部の目だけでなく多様な外部の目も入れて、ご入居者を地域で見守りたいと考えています」と小貫さん。
この風通しのよさは、親世代にもいい影響を及ぼすのではないでしょうか。

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▲ご入居者はもちろん、地元のNPOとのイベントでも使用するキッチン。食を通じたコミュニケーションの機会を計画中

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▲昼食。親世代にはちょうどよい量

そしてもうひとつの強みは、ハウスメーカーならではの住環境の良さだと感じました。
「建物や手すり、回しやすい蛇口など、家全体がご入居者を手助けします。それで足りないものを人の手がサポートするという考えです」というお話どおり、施設っぽさは少なく自宅にいるような雰囲気でありながら、しっかりと手すりなどが設けてあります。

さらにハイムガーデン流山美原は、災害に強い住まいでもあります。「立地的にも平坦で危険度が低い。それから太陽光発電と蓄電池システムを搭載しており、停電になっても生活に必要な電気は用意できます。備蓄倉庫は、災害時には地域の方にも開放する予定で、地域の『減災』拠点として機能します」(小貫さん)。

サ高住は礼金も、前払金も不要。自宅を残したまま、気軽に住み替えができるのはメリットのひとつです。たとえば病院から退院してすぐに自宅に戻るのが不安なときに、いったんサ高住に移るのも選択肢のひとつになるでしょう。また体験入居ができないサ高住が多いなか、ハイムガーデン流山美原は「生活の場を提供する」(袈裟丸さん)という思いから、体験入居を歓迎しています。
 自立の親世代向けの居室のほか、生活イメージがつきやすいよう介護ベッドや車いすなどの福祉用具を充実させた居室も用意する予定とのこと。ライフステージの最終段階で住み替えという大きな決断をする前に、ぜひ体験入居してみてはいかがでしょうか。

サービス付き高齢者向け住宅「ハイムガーデン流山美原」

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■所在地/千葉県流山市美原4-219-8■類型/サービス付き高齢者向け住宅 ■居住形態/賃貸借契約 ■利用料の支払い方式/月額払い ■居室区分/全室個室、住戸数/25戸■入居時の条件/ ①単身高齢者世帯、②高齢者+同居者(配偶者/60歳以上の親族/要介護・要支援認定を受けている60歳未満の親族/特別な理由により同居させる必要があると知事等が認める者)(「高齢者」とは、60歳以上の者または要介護・要支援認定を受けている60歳未満の者をいう)

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