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有料老人ホームというより、「ひとつ屋根の下のコミュニティ」。親世代が自然体で暮らせるハウス_【介護付有料老人ホーム_ライフ&シニアハウス港北2】

2017-07-23
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▲ハウス内に置いてある、桐ダンスなどのレトロな家具は、入居者から「よかったら使って」とご提供いただいたもの(実際にハウスの備品として使用しています)

「いい人生だなあ」と思えるハウスづくりをめざしている、有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス港北2」。運営する長谷工グループの生活科学運営は1983年の創業時から生活者の視点に徹底的にこだわり、地域コミュニティの創造をめざしてきました。その想いを具現化した『ハウス』とはどのようなものなのか、ハウス長の廣瀬祥子さんにお話を伺いながら、レポートしてきました。



 

 

▲毎朝、職員と入居者が顔合わせ。「おはようございます」

▲建物に入って一番に驚いたのは、玄関で靴をぬぐこと。これは「みんなの“家”だから、いつまでも建物をきれいに使いたい」という、当時のハウス長の思いから(ほかのハウスとは異なります)


「オヤノコト」編集部が訪れた日は雲一つない快晴。
「ライフ&シニアハウス港北2」(以下「ハウス」)は開放感にあふれ、隣接する茅ヶ崎公園の深い緑と一体となっているようで、有料老人ホームとは思えない印象でした。 外との境界を感じないのは、建物の構造や緑ゆたかな環境だけではなく、同じ地域に住まう生活者として地域に一緒に溶け込めるハウスを創ろうと、地域のボランティアやワーカーズ・コレクティブ(※)などがハウス運営に参加しているからなのでしょう。
これまで複数のホームをレポートしてきた編集部員にとっても、ある意味で「自然体」の、「飾らない空気感」のあるホームは初めての経験でした。

▲1階ロビー。新聞を読んだり、ご入居者同士おしゃべりをしたり

▲安否確認の役割をするお手製のボード

ハウスに一歩足を踏み入れてみると、ところどころに置いてある古い家具(桐ダンスなど)や花瓶に生けられたお花と暖色系の明かりに、まるで自分の家にいるような居心地のよさを感じました。花瓶の季節のお花は、職員がハウスの庭から摘んでくることも。
「みんなでつくろう。いい人生だなあと思えるハウス」という基本理念のとおり、入居者も職員も家族、そして自分の家であり、ご近所という距離感だからこそ、この雰囲気が創れるのかもしれません。 それに、職員の人たちも「仕事」というより一緒に暮らしている印象、入居者も、「自分たちの居場所をつくる」という想いなのを感じます。お互いのゆるやかな役割が、生活のハリになっているようです。
ただ、ホテルライクな手厚いサービスを求められる方には向いていないかもしれませんね。

▲全面窓で囲まれた食堂。入居者の方がお友達を誘ってランチを召し上がることも

▲使用する食器は、いろいろな柄のものを用意。その日の気分に合わせて選ぶ方も

「自立型」と「介護型」の交流で、将来の住み替えがスムーズに

▲ハウス長の廣瀬祥子さん

▲サークルは、ライフハウス(一般居室)とシニアハウス(介護居室)の区別はなくみんなで参加する

サークルは、ライフハウス(一般居室)とシニアハウス(介護居室)の区別もありません。
「無理強いはしませんが、せっかく一つ屋根の下で暮らしているのだから、入居者同士関わっていただきたいと考えています」とハウス長の廣瀬さん。
サークルやイベントに一緒に参加することで、シニアハウスの入居者や職員の顔を覚え、将来介護が必要になったときにスムーズな住み替えができるのだそうです。
介護が必要になるのは親も子も不安なものですが、こうした配慮があるからこそすんなりと受け入れることができるのかもしれません。
取材の最後に、「いい人生」とは、どんな人生でしょうか? そう問うと、「ライフハウス、シニアハウスに関係なく、その方らしい(自分らしく)人生を送ることができること」と廣瀬さん。
「そのためにスタッフは、適度な距離感を持って見守っています」とも。
外出してハウスに戻ってきたとき、家に帰ってきたように安心できる場所であり、飾らずにいられる住まい。
――それがライフ&シニアハウス。住まい方も考え方も自然体。
有料老人ホームという「カタチ」にはまらない暮らし方ができるハウスです。

「ライフ&シニアハウス港北2」に愛猫とともにご夫婦で入居していらっしゃるT様にお話を伺いました。

▲T様(奥様73歳、ご主人78歳。入居1年6カ月)※年数は取材当時のもの。

■奥様:夫は定年退職後深刻な鬱状態になり、私が一人で見ることに不安を感じていました。
京都と横浜に住む娘たちも心配してくれて、夫婦で安心して暮らせるホーム探しをはじめたのですが、飼い猫がいたため、猫と一緒に暮らせるホームはなかなか見つかりませんでした。
そんなときに長女が「ペットと一緒に入れるところがある」と探してくれたのがこのハウスでした。

■ご主人:そのころ私は自分のことで精いっぱいでしたが、妻を信頼していたので不安はありませんでした。入居してよかったのが、食事がおいしいことと、環境がすばらしいこと。
常に頭を圧迫していたものがスーッと消えた気がしました。
今は近くの図書館でありとあらゆる本を借りて、隣の公園で読書をしています。スイミングにも通いはじめ、ハウスで麻雀と囲碁、卓球も楽しんでいます。卓球サークルでは、卓球台を出すお手伝いもできるようになりました。

■奥様:こんなに活動的な夫の姿を見るのは、結婚して初めて。
入居するまで、環境の変化が夫にどういう影響をもたらすか不安でしたが、まるで別人のようにメキメキと元気になって、私も娘たちもただびっくりです。まるで“能力開発コース”に入ったみたい(笑)。自宅にいるころは常に夫を見ていないといけませんでしたが、ここでは安心して夫を置いて出かけられます。これまで2人きりで狭い空間にこもって孤立していたのでしょう。
今は人の中で生活することの大切さを感じています。

■ご主人:ハウスは私がありのままで生きられる場所。
今が「一番いい人生だなあ」と思っています。

▲ワーカーズ・コレクティブ「和(なごみ)」の伊佐賀代子さん

ハウスでの食事は、ワーカーズ・コレクティブ(※)「和(なごみ)」が提供しています。「港北2」の立ち上げ時から関わっている、伊佐賀代子さんにお話を伺いました。
「和」は、生活クラブの活動から発展した働き方で、主婦としてのキャリアを生かして、365日飽きのこない家庭的な手作りの味を提供しています。モットーは「家族のためにつくる」こと。
毎回満足していただきたいと、常に「自分の親だったらどうだろう」と考えながら食事をつくっています。入居者の方との日々のコミュニケーションも大切にしています。
配膳や下膳時には、「ごはんの量を少な目にして」「おいしかった。ごちそうさま」などの会話が交わされています。またオープンキッチンなので、入居者の方につくり手の顔が見えて安心だと好評をいただいています。
※ワーカーズ・コレクティブ
メンバー一人ひとりが出資し、経営に責任を持ち、労働も担う働き方です。「ライフ&シニアハウス港北2」では、食事、洗濯、掃除をワーカーズ・コレクティブに業務委託しています

▲オープンキッチンなので、お互いの顔が見えて安心

▲昼食。ごちそうそうめん、大根の煮物、抹茶ゼリー小豆のせ

幅広い世代同士のコミュニケーションで、さらにお互い元気に

▲ほのぼのキッズのメンバーの緒方法子さん、息子の駿君、ご主人

▲多世代交流はお互いによい影響も

「港北2」では、赤ちゃんと一緒に訪問するボランティア「ほのぼのキッズ」との交流を積極的に行っています。5~10組の母子でハウスを訪問して、入居者の方と歌を歌ったり手遊びをしたりしています。子育てに疲れることがあっても、入居者の方に「かわいいね」「いい子だね」と言ってもらうと子育てをがんばろうと思えます。子育て経験のある方にアドバイスをもらったり、時には戦時中のお話を聞いたりするのも楽しいです。

親のためのホームを選ぶときのポイント」とは?

執行役員 矢部由紀子さん

ホームは親世代にとっての「終の棲家」。
しかし、100%満足のいく場所は誰にもどこにもないのだと思います。だからこそ譲れるもの、譲れないものを明確にしましょう。子世代も親のことを意外と知らないものです。
ホーム見学を介して、親がホームでどんな暮らしをしたいと思っているのか、たくさん話すきっかけにしていただけたら嬉しいです。私たちも皆さんがホームへの入居を検討される段階から、親世代が何にお困りなのか、何をお望みなのかをお聞きすることに注力しています。
そしてもし入居後思い描いていた生活と違うなと感じられても、それをざっくばらんに言える関係をつくり上げ、お一人おひとりの満足度を上げられるように努力しています。

介護付有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス港北2」

【施設の類型および表示事項】
■所在地/神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南2-18-7■類型/介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)■居住の権利形態/利用権方式■利用料の支払い方式/一時金方式■入居時の要件/入居時自立・要支援・要介護■居室区分/全室個室■介護保険/神奈川県指定介護保険特定施設(一般型特定施設)■介護にかかわる職員体制/2:1以上■権利形態/土地・建物:賃借■事業・運営主体/株式会社生活科学運営(長谷工グループ)
 



 

 

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