35歳を過ぎたらオヤノコト!ご一緒に、これからの暮らし、親子のコミュニケーションを考えていくサイトです。

第二の人生をともに歩む仲間と居心地の良いコミュニティをつくる

2018-03-12
Tweet facebook share Email
482_ext_09_0.jpg

「ゆうゆうの里」は、「自分らしく、生きがいのある暮らし方」をコンセプトに日本老人福祉財団が全国7カ所で展開する自立型の介護付有料老人ホームです。「ゆうゆうの里〈佐倉〉」は東京まで約1時間。京成線・JR線「佐倉駅」のどちらからも車で5分程度と好アクセスです。編集部は、武家屋敷や佐倉城址など、江戸の歴史が息づく街、佐倉で暮らす親世代を取材しました。

第二の人生を歩むとき仲間がいるのは心強い

482_ext_09_1.jpg

入居前の見学会で出会ったのがきっかけ。「長根さんに頼りっぱなし。心強いお友達です」。佐藤和子さん(左)と長根祐子さん(右)

482_ext_10_1.jpg

長年の友人のようなお二人。それぞれの生活を大切にしながら、ほどよい距離感を保っています

「ゆうゆうの里〈佐倉〉」は、佐倉市街を見下ろす高台に建ちます。佐倉藩主の堀田氏が明治になって移り住んだ屋敷が隣接。ソメイヨシノやクスノキなどたくさんの木々に囲まれ、レンガを基調とした落ち着いたたたずまいは風格が感じられます。
入居前の見学会で一緒になって同時期に入居し、仲良くなったという佐藤和子さん(72)と長根祐子さん(70)にお話を聞きました。「体験入居をした最初の夜は、あまりに静かで眠れなかったんですよ」と、都内で長く暮らしていた佐藤さんは打ち明けます。「入居して1年たった今は、都内に行くと逆にぐったりしてしまいます」。ご主人の介護をしたことで、一人になると大変だと痛感し、「ゆうゆうの里」に入居。その決め手のひとつがプールでした。「水泳は20年続けていて、今も週5回800メートルほど泳いでいます」。入居後も趣味を続け、毎日の献立を考え、買い物に行き、お料理をする……と、佐藤さんの生活は今までと同じ。部屋で過ごす時間が好きと言いつつも、ピンポンやマージャンなど新しいことにも挑戦しています。
長根さんは10年以上介護したご主人を看取った後は家業を切り盛りし、民生委員も務めるなど忙しくしていました。民生委員を辞めて一段落したことから、ホームを探すように。「友人たちからも『まだ若いのに、なぜ今?』と言われました。でも民生委員として大変な方を見てきたからこそ、自分は周囲に迷惑をかけたくないと思ったんです。娘は一緒に住もうと言ってくれたのですが、生活時間も違うので離れていた方がお互いのためだと思いました」。「ゆうゆうの里」は娘さんの家の近くで、以前よりも頻繁に会えるようになったと顔をほころばせます。
長根さんは自他ともに認める社交的な人柄で、のめり込むタイプ。佐藤さんに刺激されてはじめた水泳は3カ月でマスターし、フォークダンスは「寝ていても足を動かしている」ほど。外出しにくくなっても続けられるようにと、ポルトガル刺繍もはじめました。自分の車を運転して友人に会いに行くなど積極的に出かけています。「自分のことだけを考えて生活できる、こんな暮らしがあったんだなぁ」と、第二の人生を楽しんでいます。
もうすぐ、佐藤さんの誕生日。「仲間でお祝いしましょうね」と長根さん。「引っ込み思案な私が、入居して1年で誕生日を祝ってもらえる友人と出会えるとは思いませんでした」と佐藤さんの喜びが伝わってきました。

血液検査の数値が正常に。毎日の食事で健康に

482_ext_09_2.jpg

「無理せず、マイペース」を心がけている塚田さん。24年続けている英語の勉強が日課です

482_ext_10_2.jpg

ご入居者に人気の温水プール。アクアビクスも行っています

塚田八洲雄さん(74)は、千葉県館山市で長く一人暮らしをしていました。2回にわたる目の手術で車の運転を辞めたころ、近くのスーパーがなくなって生活が不便になり、ホームを探しました。「ゆうゆうの里〈佐倉〉は、田舎というほどでもなく、都会でもない。ここなら落ち着いて生活ができそうだと思いました」と、迷うことなく入居を決めました。
「のんびり暮らせればそれで良い」と自然体の塚田さん。特に気に入ったのが食事です。「自分でつくるものとは比べ物になりません。とにかく美味しいです」と太鼓判を押します。何より驚いたのが、長年高かったコレステロール値と中性脂肪の数値が、入居して半年後には正常値に戻っていたこと。「3食、栄養バランスの良い食事を摂っていることが改善の理由としか考えられません。残さず食べて、健康になれる。こんなに良いことはないですね」。健康維持のためにと詩吟や水泳をはじめるなど、意欲が湧いています。初めは60メートルで息切れしていたのが、半年後には800メートルも泳げるようになったと喜びます。
「声をかけてくださる方がいるのがありがたいですね。誘われたら、旅行にも行ってみたいなあ」。

これからの生き方が見えてきたコミュニティでの役割を分担したい

482_ext_09_3.jpg

「酒友、ゴルフ友、散歩友」という北﨑さんご夫妻の息はぴったり。「ゆうゆうの里は楽しく笑って過ごせる場所です」

北﨑六郎さん(72)、和枝さん(70)ご夫妻は、入居して3カ月ながらすっかりなじんでいます。「皆さん入居してしばらくは痩せるそうですが、私たちは2キロも増えました」。その言葉どおり、食事が入居の一番の決め手だったそうです。「丁寧につくってあって、愛情を感じました」と六郎さんが言えば、和枝さんも「漬物一つにも生姜が入っているなど、細かな気配りが感じられます」と絶賛します。
お二人は体験入居を複数回してみて、入居者の方が元気で生き生きとしているのが印象的だったと口を揃えます。「自立した生活が送れている何よりの証拠。ここなら私たちも同じように暮らせると確信したんです」。入居後、その思いはさらに強くなりました。「まわりには見習いたい先輩がたくさんいらっしゃいます。まず、ゆうゆうの里というコミュニティを良くしていこうという姿勢があって、共感できます。まだ若い私たちも役割を分担して徐々に老いていければいいと、これからの生き方が見えてきました」。
お話をお伺いするほど、お二人の仲の良さが伝わってきます。「一人になったときのために、なるべく六(ろく) さんと違うサークルに入って友人をつくろうと思っているのよ」と和枝さん。「いろんな活動に忙しくて、趣味のゴルフ練習をする時間がないのが悩み」と六郎さんも笑顔がこぼれました。

482_ext_09_18.jpg

482_ext_10_18.jpg

里内の「人材バンク」で特技を生かす。喜ばれて生きがいにも

482_ext_09_4.jpg

施設長の大野茂弘さん

お話を伺った皆さんは入居して間もないにもかかわらず仲間ができ、仲間の誘いで新しい趣味や活動に挑戦し、楽しみの幅を広げています。施設長の大野茂弘さんは、「ご入居者が他のご入居者を受け入れ、コミュニティをつくっていこうという意識が強い」と誇ります。そんなご入居者の声でできたのが、「人材バンク」。多くの方が登録してくださり、さまざまなボランティア活動がはじまったそうです。地域の保育園に英語を教えに行っている方もいて、園からも喜ばれ、ご入居者の生きがいにもなっています。
大野さんは、「『安心』に裏付けされた生活の土台の上で、最期まで人生を謳歌してほしいと思っています」と語ります。暮らしを楽しめるのも、その根底に「安心」があるから。長根さんは、夜中に体調が悪くなってコールボタンで職員を呼んだそうです。
「すぐに薬を処方していただいて、すっかり治りました。一人暮らしだったら、朝まで我慢するしかありませんでした。いざというときに誰かが来てくれる心強さが身に沁みました」。肺炎になった塚田さんも同感します。「一人だったら病院にも行けず、満足に食事もできずつらかったでしょう。食事も毎食部屋まで運んでもらって、至れり尽くせり。本当にゆうゆうの里に入居していてよかったと思いました」。
医療・介護体制は安心の土台として欠かせません。敷地内には同財団が別運営をしている診療所があるほか、入院設備のある協力医療機関も隣接。将来介護が必要になっても、ケアセンターの支援で機能訓練や介護サービスを受けることができます。最期までその方に寄り添ったケアが提供できるのも、「お元気なうちからかかわり、どう生きてきたかを見ているから」と大野さん。「私たちは、そんな道筋のお手伝いをしているのです。だからこそ、早いうちに入居していただきたい。そのためにお子さまは親御さんの今後について本音で話し合ってほしいですね」。大野さんの言葉は、子世代への応援でもあると思えました。

482_ext_09_6.jpg

ご家族・ご友人が遊びに来たときにお使いいただける、広々としたゲストルーム

482_ext_10_6.jpg

麻雀や詩吟、カラオケに民謡……サークルは30 もあり、活動も活発です

「オヤノコト」編集部が 見て、聞いて、食べてみました!

親の暮らしを考えたとき、「オヤノコト」世代が気になることをチェック。入居後の親の暮らしを支えてくれる職員の方々の印象が、ホーム入居の決定を大きく左右すると言っても過言ではありません。さらに毎日の楽しみである食事もはずせませんね。

銚子から仕入れる魚が自慢です

「 医食同源」の考えに基づき、栄養バランスを重視した献立をつくっています。「ゆうゆうの里」の食事は、家庭料理が基本。郷土料理を取り入れたり、懐石などで外食気分を味わっていただけるよう変化をつけています。魚は銚子から仕入れ、朝食は毎食違う焼き魚を提供しています。漬物も手作りにこだわり、旬のオクラやプチトマトのぬか漬けなども好評です。

482_ext_09_9.jpg

食事サービス課 調理師 古野 徹さん

482_ext_10_9.jpg

ある日のランチ。牛ほほ肉の煮込、鯵フライ、ナポリタン、ピクルス、林檎赤ワイン煮、パンプキンスープ。鯵フライのタルタルソースは、味だけでなく見た目の色にもこだわってます

私たちは、ご入居者を 「よく知る」ことからはじめます

ご入居者が孤独を感じないよう、親身になって寄り添う気持ちを大切にしています。ご家族にとってもなじめるかが心配ごとだと思います。これまでの生活環境も、考え方もお一人おひとり違うので、入居時のオリエンテーションでは趣味や好きなこと、得意なことなど時間をかけてお聞きし、相性を考えてレストランの席など配慮をしています。コミュニティブログを通じて、ご家族には近況などをお伝えしています。
 

482_ext_09_10.jpg

482_ext_10_10.jpg

生活サービス課 白石幸子さん

協力体制で、入居者の方の健康管理をサポートしています

482_ext_09_11.jpg

敷地内には、同財団が別に運営をする、佐倉〈ゆうゆうの里〉診療所(協力医療機関)があります。医師・看護師が常勤し、定期健康診査などご入居者の健康管理において協力関係にあります。
※このほか隣接の協力医療機関・佐倉厚生園病院に人間ドックを委託しています。
●佐倉〈ゆうゆうの里〉診療所【診療科目】内科(日曜・祝日休診)【協力内容】年1回の健康診断、月1回の健康診査、他の医療機関への紹介、健康相談
●佐倉厚生園病院(公益財団法人 日産厚生会経営)
【診療科目】内科
【協力内容】人間ドック(年1回)の委託、緊急時の対応など

482_ext_09_12.jpg

設置運営指導指針による表示事項
■類型/介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)
■居住の権利形態/利用権方式 ■利用料の支払い方式/全額前払い方式 ■入居時の要件/入居時自立・要支援・要介護 ■介護保険/千葉県指定介護保険特定施設(一般型特定施設)・介護予防特定施設 ■居室区分/全室個室 ■介護にかかわる職員体制/ 2:1以上 
※事業主体・運営主体/一般財団法人日本老人福祉財団

介護付有料老人ホーム「 ゆうゆうの里〈佐倉〉」
千葉県佐倉市鏑木町270-1 0120-0272-65(9時~ 17時)

「オヤノコト.マガジン」編集長・大沢尚宏のコメント

482_ext_09_13.jpg

「東京駅」まで一時間と交通の便はよい。そんなこともあり、ご入居者の方々は里内でのサークルだけでなく、以前同様の習い事や趣味、友人や家族との会食で外出している人が多く、みなさんとても充実した毎日を過ごしている。なかでも興味深かったのが、里内での「人材バンク」。自分たちの特技や知識を生かしたボランティア活動にも積極的に参加されているのが印象的だった。

親世代が主役の暮らし方を追求しています

482_ext_09_14.jpg

佐倉〈ゆうゆうの里〉 千葉県佐倉市

482_ext_10_14.jpg

湯河原〈ゆうゆうの里〉 神奈川県足柄下郡

482_ext_11_14.jpg

伊豆高原〈ゆうゆうの里〉 静岡県伊東市

介護付有料老人ホーム「ゆうゆうの里」を運営するのは、一般財団法人 日本老人福祉財団。昭和51年に、浜松〈ゆうゆうの里〉を開設して以来、7施設で、“自分らしく、生きがいのある暮らし方”を提案しています。

482_ext_09_15.jpg

浜松〈ゆうゆうの里〉 静岡県浜松市

482_ext_10_15.jpg

京都〈ゆうゆうの里〉 京都府宇治市

482_ext_11_15.jpg

大阪〈ゆうゆうの里〉 大阪府守口市

482_ext_09_16.jpg

神戸〈ゆうゆうの里〉 兵庫県神戸市

Tweet facebook share Email

掲載の記事・調査データ・写真・イラストなどすべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信などを禁じます。転載・引用に関する規約はこちら>>