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相談事例から考える、お墓の選び方  Vol.3 事例から学ぶ! お墓の種類(利点、注意点)(須藤石材)

最新技術による「ガラスのお墓」(須藤石材)

皆さんは「お墓」と聞くと、どのようなお墓をイメージするでしょうか?

多くの方が、縦長の墓石に「〇〇家之墓」と彫刻されたお墓をイメージされると思います。しかし、20年ほど前から、和形墓石と呼ばれる縦長のお墓は徐々に少なくなり、今は横を向いた洋型墓石が主流となっています。
彫刻も家名ではなく、「ありがとう」、「やすらぎ」といった好きな言葉や花のイラストなどが彫刻され、お墓のイメージががらりと変わりました。

最近のお墓を見てみると、墓石の形の変化だけに留まらず、樹木葬や自動搬送式納骨堂など今までとは違う形のお墓が増えてきました。また、海洋散骨といった、お墓をもたない選択をされる方もおり、10年くらいの間にお墓は多種多様の時代を迎えています。

お墓のことで悩んだら・・・「オヤノコト」お墓の相談室へ。

お墓に関するお悩みごとは、お気軽にご相談ください
(相談業務委託先:須藤石材株式会社)
●親のお墓、どうしよう? どうやって決めたらいい?
●霊園を紹介してほしい
●老朽化してきたお墓をリフォームしたい
●離れた場所にあるお墓を近くの墓地に引越(改葬)をしたい
●墓じまいをしたい・・・など。

<「オヤノコト」特典>
墓石を新たに建てる方は、墓石工事代金の本体価格より5~10%割引
※一部割引対象外の霊園、区画があります

お墓についてお考えの方に、ご希望のパンフレットを差し上げます。
応募フォームに、ご希望のパンフレット名をご記入ください。

お墓選びで後悔しないために。タイプ別のメリットとデメリットとは

お墓のタイプは、
・一般墓(従来型の墓石を建てるタイプ)
・樹木葬
・納骨堂
・合祀墓の4つと、そこに
・海洋散骨が加わります。

お墓の種類が増えたことにより、どのタイプのお墓が自分たち家族に一番合っているのかわからず、迷われる方も多いようです。
「他のタイプのお墓にすればよかった」と、後悔することの無いように、それぞれのお墓の利点や注意点を少し見てみましょう。

◎一般墓
[利点]
・個別にお墓参りができ、供養の気持ちを実感できる
・石種や彫刻など、自分たちの好みを表現できる

[注意点]
・墓地の面積、石種によっては費用が高額になる場合がある
・お墓の承継者がいなくなると、無縁墓になり合祀されることがある

◎樹木葬 
[利点]
・自然に還るイメージ
・承継者の心配が無い

[注意点]
・将来にわたって樹木がしっかりと管理されるか
・自然に還るイメージと異なる場合がある

◎納骨堂(自動搬送式、ロッカー式) 
[利点]
 ・天候を気にせずいつでもお参りができる
 ・交通至便な場所にあることが多い
 
[注意点]
・収容数の多いところだと、お参りするのに待ち時間が発生する
・建物の老朽化
     
◎合祀墓
[利点]
・承継者の心配が無い
・比較的費用負担が少なくすむ

[注意点]
・他の方の遺骨と混ざって一緒に埋葬される
・個別に供養している感覚が得にくい

◎海洋散骨
[利点]
・自然に還るイメージ
・今後の維持管理の心配が無い

[注意点]
 ・家族やご親族などから理解を得られないことがある
 ・個人を偲ぶ場所が曖昧になり精神的に落ち着かない

ところで、「永代供養墓が無いけれど?」と疑問に思われた方も多いかと思います。永代供養墓は、以前は跡継ぎを必要としない合祀墓しかありませんでした。

しかし、最近では樹木葬や納骨堂のほか、墓石を建てるタイプの一般墓でも墓じまいや永代供養までセットになった期限付きの一般墓もあり、跡継ぎを必要としないタイプのお墓は多種類あります。そのため、基本的に跡継ぎを必要としないお墓は、全て永代供養墓と考えられています。

永代供養墓だけでなく、樹木葬や納骨堂もそれぞれの墓所で形やシステムに違いがあります。どこのお墓も随時見学を受け付けていますので、まずは見学に行きご自身の目で見ることが一番です。
お墓のことで子供に負担を掛けたくない親の想いと、お墓で大切な両親を偲ぶ子の想い、それぞれの想いが一つになった、ご家族のみなさまが納得する素晴らしいお墓が見つかることを願っています。

お墓の見学に行くときの注意点

・できる限り親子で行き、お墓に対するお互いの考えを確認し合うことが大切です。

・お墓の話は気分が重くなることも。少しでも明るく話ができるように、お天気の良い日に行かれることをお勧めします。

・親世代、子供世代、両方が行きやすいエリアで探しましょう。自宅から20分から30分、遠くても1時間以内で到着できるところが理想です。

・親族のお墓参りをするときに、さりげなく、親のお墓に対する考えなどを聞いておくのもお勧めです。石の種類、お墓のデザイン、彫刻など、お墓に対する希望を実際に建っているお墓を見ながらだと、聞きやすいかもしれません。

・墓所の周辺環境もチェックしましょう。マンションなどが建っていると、日陰になってしまう時間が長くなってしまうことも。

・休憩施設やベンチの有無、墓域や管理棟内がバリアフリーになっているかなど、将来的にわたりお墓参りがしやすいかどうか確認しましょう。

・園内の水場も重要なポイント。いつでも気持ちよくお参りができるように、清潔に管理されているかチェックしましょう。

・寺院墓地を検討されている場合、契約をする前に必ずご住職にもお会いしましょう。

・樹木葬や海洋散骨は新しいタイプのお墓です。後々後悔することのないように、自分たち家族だけではなく、ご親族の考えも確認することをお勧めします。

 

私がご相談をお受けします

須藤石材株式会社 
塩崎唯一氏

最初に自己紹介を兼ねて・・・
私が須藤石材に入社したのは平成8年。大学の就職課で求人票を見て応募しました(よくお墓が好きだったの?と聞かれますが違います)。新入社員の時から牛久浄苑、船橋森林霊園などの現場勤務をしたおかげで、霊園管理、墓石発注、 宗教の事など、現場でしか覚えることのできない、石屋のいろはを学びました。入社して今年で27年目を迎え、今まで多くのお客様のお墓のお悩みを聞いて参りました。

抱えられている問題はご家族ごとに違うため、毎回のご相談を大切にお受けしています。いつも感じるのは、お墓についてご家族みなさんと本音でお話をしていただけたらいいのにということ。

親世代は子世代に遠慮をされてか、ご自分の本当の気持ちをお話されず、反対に子世代はお墓のことは実感が湧かず、あまり話を聞いてくれないようです。

お墓は、これからずっと家族で守っていくものですので、ぜひ本音でお話していただきたいです。話しにくいなというときには、私が間に入ってお手伝いします。
その時は、ご家族でいらしてください。

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